デンデラ

デンデラが映画化ってマジか



佐藤友哉の同名の小説が原作で、佐藤友哉もついにそこまできたか・・・!と感慨深い。


佐藤友哉フリッカー式メフィスト賞を受賞し、しばらくはその作品のシリーズ、所謂「鏡家サーガ」を書いていたが単行本の重版が発行されず(つまりは売れなかった)、第4作であるクリスマス・テロル鏡家サーガに一応の決着をつける。
ミステリ方面から純文学のほうに次第にシフトしていき、『子供たち怒る怒る怒る』で野間新人文学賞候補、『1000の小説とバックベアード』で三島由紀夫賞を受賞する。
しかしジャンルに囚われない自由な作風で、根強い人気を誇っている。と思う。


メフィスト賞出身といえば、同じゼロ年代デビューの舞城王太郎ともしばし比較されたりもする。
舞城は昨年『NECK』が映画化されたが、まあ結果はあまり芳しくはなかった。
佐藤友哉よりは舞城王太郎のほうが個人的には好きなので、映画『デンデラ』もそこまで成功してほしくはないかも。
いやでも舞城のはセルフプロデュースなので、まあ仕方が無いといえば仕方が無かったのかも。


そういえば『1000の小説とバックベアード』、数年前に購入したけど積みっぱなしだったわ。
これを機に読むか。