2009-2010

31日。

気だるい意識の中バスのステップをゆっくりと降りる。凍えそうな空気に身を震えさせながらも、鼻腔にはあの、冬の山陰地方独特の湿った空気が満たされていく。――帰ってきたのだ、故郷に。急に実感が湧いてくる。悪くない。

今日から1月4日までの5日間をこの土地で過ごすことになる。いったい、どんな出来事が僕を待ち受けてるのだろう――!期待で胸が、鼻の穴が拡がる。


と思うじゃん?ギャルゲ風にプロローグってみたけれど、実際はバスを降りてすぐに大して懐かしくも無いオカンが車で迎えに来てくれてて、(事前に連絡しておいた)その足で実家に帰る。30日の夜は雪が降るとか言ってたけど別に降らなかったから予定より早く着いてよかったよかったという話をしていると、にわかに霰が降り始め、視界を道路を埋め尽くしていく。晴れ男とか雨男とかいう言葉があるけど、そういや俺、霰男だったなーとかそんな話しをしているうちに実家到着。懐かしい親父に会う。老けたなー。懐かしいメシを食って一息ついたところで、前日MAK君が着いたら連絡よこせって話しを思い出し、連絡を取る。迎えに来てもらう。


麻雀しようぜ!ってことだったのだが、面子が揃うか揃わないかの微妙なラインで、とりあえずは前回帰省した際にハマッたUFOキャッチャーでもしに行くか!と意気合同する。が、あまり欲しい景品が無かったのでMAKのけいひん!無双をうんざりした目で眺める。これ絶対店員にあだ名つけられてるよなコイツ。

昼になったのですきやに行く?とみせかけてなか卯に行く。初なか卯だったけどなかなか旨い。悪くない。


現時点でYOSHIYA君が夕方帰省、ヲ君が新型インフルで3が日まで自宅謹慎、毎年年越しの会場として家を使わしてもらってるまさゆき君の弟さんが事故ったから今回どうなるかわからない…ということ。俺も風邪ひいてるしな。どうでもいい。とりあえずはMAKの家で時間を潰すことに。

海腹川背やったりニコ動みたり意識を失ったりアイマス実況してみたりしてるうちに、らいと君が仕事収めだったりまさゆき宅は使えること決定だったりなので、らいとと合流して移動する。


まさゆき宅で陽様と合流、自作のTRPGとか尖りすぎだろ…という想いを馳せながらも買出しの後待望の麻雀。

その後にーやんが来てYOSHIYAが来てもう半荘やってバカ勝ちしてマクロスやって笑ってはいけないを観てとかなんとかやってるうちに、いつの間にか年越し。おめでとうございます。

俺の意識もいつの間にか飛んだ。